※3無印敦盛恋愛ルート(及びED)激しくネタバレしつつ、更に捏造なので注意。
別に構わんという男前な貴方はどうぞ。
別に構わんという男前な貴方はどうぞ。
「……敦盛さんっ……!」
もう二度と会えないと思っていた。心の隅で一片の期待をしながら。
望美は堪えきれず、頬に涙を伝わせながら敦盛に腕を回した。
「……ずっと、あなたを…待って、いました。
……どこかに居るんじゃないかって……、
私に、また会いにきてくれるんじゃないかって………期待しちゃってました」
ふふ、と小さく笑い、敦盛を抱きしめている腕に力をこめ、望美は呟く。
でも、あなたはきてくれたから。
先ほどまで存在していなかった感触に目を細める。
「神子……」
敦盛は悲しそうに笑った。
躊躇いがちに手を宙に彷徨わせる。
けれどその腕は、すぐに望美を強く抱きしめた。
「神子」
敦盛の凛とした声に、望美は顔を上げた。
真っ直ぐな瞳が自分を見つめている。
―――私は、この瞳にどう映っているのだろう。
にっこりと笑顔で返す。
「……なんですか?」
「……神子に、伝えたい事が有る」
その表情は、望美がどの時空でも見てきた、強い意志が表れたものだった。
望美はじっとその真っ直ぐな顔を見つめ、先を促す。
「……伝えなければ、ならないことなんだ」
ゆっくりと、敦盛は目を伏せた。
少しだけ顔を俯かせたので、肩に掛かっていた長い髪が、さらりと音を立てて落ちた。
……核心の部分に入ってないけど眠いので今日はこれまで。続きは後日。
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